【印刷不良】 印刷がムラになる(用紙送り方向にスジが出る)
メディアが波打つことでできる高低差が原因で印刷物の表面にムラが発生します。
解決方法
① ヒーターの温度を下げる
プリントヒーターの温度が高いと熱変形によりメディアにシワが発生します。
② 送り補正値の設定
送り補正値が合っていないと横方向に筋が発生します。送り補正値はメディアの厚みによって変わりますのでご使用のメディアに合わせた補正を実施します。
③ メディア送りの安定性調節
メディアを安定して送れるようにすることでトラブルを回避します。
印刷中にメディアが斜めに送られたり、無理な力が加わると、メディアが浮いて印刷ムラが発生したりプリントヘッドをこすったりする場合があります。
ターポリンなどのメディアはロールの巻きつけ具合が強く、貼り付いたような状態で巻かれていることがあります。この状態で印刷すると後ろ側から余計な力が掛かり、メディア送りの精度に影響を与えます。後ろ側でメディアをたるませるなどして印刷してください。
プリント&カット機の場合は以下の内容をご確認の上、対処ください。
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ミドルピンチローラを含め、全てのピンチローラを使用してメディアをセットします。
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両端のピンチローラはメディアの端から10㎜以上の余白を持たせてセットします。
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安定してメディアを送り出すためにメディアフランジを使用します。また、セットしたメディアフランジは、ストッパーを使用して左右にずれない程度に固定してください。
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シャフトのブレーキを使用している場合はブレーキを外してた状態をお試してください。